医療関係ニュース

目に付いた記事を適当にコピペしてます

2007-08-20

地方公務員に「心の病」急増、背景に職員の負担増

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070820-00000204-yom-bus_all
8月20日15時34分配信 読売新聞


 社会経済生産性本部が全国の自治体を対象に実施したアンケート調査によると、最近3年間で半数近くの地方自治体で、うつ病などの「心の病」を抱える職員が増加傾向にあることが分かった。

 調査は4月、全国1874の自治体に実施され、727自治体が回答した。

 それによると、「この3年間で(職員の)心の病が増加した」と答えた自治体は47・7%に達した。職員数が1000人~2999人の自治体では64・7%、3000人以上では78・6%と、規模が大きい自治体ほど、その割合は大きくなっている。

 「心の病」による「1か月以上の休業者」がいる自治体は53・4%だった。年齢別では、「30歳代」が34・4%と最も多く、次いで「40歳代」が30・8%、「50歳代以上」が16・6%と続いている。

喫煙:男女とも歯学部生が高率 医療系学生で 厚労省調査

http://www.mainichi-msn.co.jp/photo/news/20070820k0000e040084000c.html

男女別喫煙率 将来医療、保健の専門家を目指す学生の喫煙率を調べたところ、歯学部生は男性62%、女性35%で最も高く、患者の喫煙に関しても比較的寛容であることが、厚生労働省研究班の調査で分かった。また、女性に限定すると全学部で全国平均を上回っていた。喫煙は歯周病を発症、悪化させる危険因子としても知られる。主任研究者の林謙治・国立保健医療科学院次長は「将来患者を指導する立場として、学生のうちから喫煙の影響についてしっかり学ぶ必要がある」としている。

 研究班は昨年12月、保健医療分野の学部、学科を持つ大学のうち、協力を得られた医学部19校、歯学部8校、看護学部28校、栄養学部13校の学生を対象にアンケートを実施。各学部の4年生計6312人(医1590人、歯677人、看護2545人、栄養1500人)から回答を得た。

 喫煙率は歯学部が最も高く54%。次いで医学部36%(男性39%、女性23%)、看護学部32%(男性47%、女性30%)、栄養学部27%(男性40%、女性25%)。05年度の国民健康・栄養調査によると、20代の喫煙率は男性49%、女性19%で、歯学部は男女とも平均を上回っていた。

 喫煙者を対象に、ニコチン依存症の指標となる質問をしたところ、「起床後30分以内の喫煙」をすると答えた学生の割合は医58%、歯53%、看護29%、栄養24%。他の質問でも同様の傾向で、医歯学部生の喫煙者にニコチン依存症が多い可能性があるという。

 一方、自らの喫煙について「保健、医療を学ぶ学生の立場上喫煙してはならない」と答えた人は、医、歯、栄養の各学部で6割を超え、将来の専門家としての自覚は高かった。だが、患者の喫煙に関し「患者の自由意志にゆだねるべき」と回答したのは、栄養学部が16%と非常に厳しい態度を示したが、医、看護学部はそれぞれ32%、歯学部が47%だった。【大場あい】

毎日新聞 2007年8月20日 15時00分

横暴患者に大学病院苦悩、昨年は暴力430件暴言990件

8月19日3時11分配信 読売新聞


 全国の大学病院で、昨年1年間に医師、看護師が患者や家族から暴力を受けたケースは、少なくとも約430件あることが、読売新聞の調査で明らかになった。

 理不尽なクレームや暴言も約990件確認された。病気によるストレスや不安が引き金となったケースも含まれているが、待ち時間に不満を募らせて暴力に及ぶなど、患者側のモラルが問われる事例が多い。

 回答した病院の約7割が警察OBの配置などの対策に乗り出しており、「院内暴力」の深刻さが浮かび上がった。

 調査は、先月から今月にかけ、47都道府県にある79の大学病院を対象に行い、59病院から回答があった。このうち、何らかの暴力あるいは暴言があったと回答した病院は54にのぼる。暴力の件数は約430件、暴言・クレームは約990件。暴力が10件以上確認されたのは6病院、暴言・クレームが50件以上あったのは5病院だった。

2006-03-03

PET検診、がんの85%見落とし…がんセンター調査

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060303-00000005-yom-soci
 国立がんセンター(東京)の内部調査で、画像検査PET(ペット、陽電子放射断層撮影)によるがん検診では85%のがんが見落とされていたことが分かった。

 PET検診は「全身の小さながんが一度に発見できる、がん検診の切り札」と期待され、急速に広がっているが、効果に疑問符がついた形だ。

 PETは、放射性物質が含まれた薬剤を注射し、がんに集まる放射線を検出してがんを発見する装置。

 同センター内に設置された「がん予防・検診研究センター」では、2004年2月から1年間に、約3000人が超音波、CT、血液などの検査に加えPET検査を受け、150人にがんが見つかった。

 ところが、この150人のうち、PETでがんがあると判定された人は23人(15%)しかいなかった。残りの85%は超音波、CT、内視鏡など他の方法でがんが発見されており、PETでは検出できなかった。

 がんの種類別では、大腸がんが見つかった32人のうち、PETでもがんと判定された人は4人(13%)。胃がんでは22人中1人(4%)だった。

 PETによる発見率が比較的高いとされる肺がんでも28人中6人(21%)、甲状腺がんで11人中4人(36%)にとどまった。

 PETは1994年ごろから使われ始め、現在は100近くの医療機関が導入、多くでがん検診にも使われている。がん検診には保険がきかないため、10~20万円程度の費用がかかる。日本核医学会の調査では、2004年9月の1か月間だけで4600人が受診した。PET検診と温泉ツアーなどをセットにした旅行企画も売り出されている。

 国立がんセンターの村松幸男検診部長は「PETでは『小さながんを見つけやすい』と言われてきたが、早期がんでは他の検査に比べ検出率が低かった。PET検診の意義は小さいのではないか」と話している。

 民間医療機関のがん検診では、がんのうちPETで検出されたのは64%、48%などのデータがある。国立がんセンターの超音波、CTなどを併用した検診では、がん発見率は一般の医療機関に比べ高いため、相対的にPETでの発見率が低下した可能性がある。
(読売新聞) - 3月3日14時35分更新

2005-05-18

人への感染力が増大か ベトナム鳥インフルエンザ

 ベトナム北部で従来より人に感染しやすいH5N1型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが出現している可能性が高いと、6、7日にフィリピンで開かれた世界保健機関(WHO)の専門家会合で報告されていたことが、18日分かった。
 直ちに新型インフルエンザの世界的流行につながるわけではない。しかし、現在の監視体制では症状の軽い患者の見落としが増え、感染拡大を食い止められない恐れがあるとも指摘され、WHOは対応を検討している。
 関係者によると、3月以降にベトナム北部で見つかったウイルスは致死率が15%程度で、これまでに検出されたウイルスの75%に比べて低い。
 だが、流行地域では、これまであまり見られなかった集団感染事例が相次いで発生。感染した鶏との接触がなくても発症するなど、人から人への感染を疑わせる報告もあり、ウイルスが人に感染しやすくなっている恐れが強まったという。
(共同通信) - 5月18日9時31分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050518-00000020-kyodo-soci

2005-05-17

<抗がん剤>「イレッサ」に効果なし 米医師ら学会発表

 肺がんの抗がん剤「イレッサ」を、放射線と抗がん剤での治療を終えた患者に使っても、延命効果がなかったとの臨床試験結果を、米国の医師グループが、15日に米国がん治療学会で発表した。厚生労働省はこれを受け、イレッサの使用ガイドライン改定の必要の有無について、日本肺癌(がん)学会に検討を依頼した。
(毎日新聞) - 5月16日20時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050516-00000087-mai-soci

失明患者を救う人工網膜、数年以内に商用化の可能性も

 科学者たちのおかげで、目の見えない人が1度に1ピクセルではあるが再び視力を取り戻している。仮にすべてがうまく行けば、3年以内に人工網膜が商用化される可能性もある。

 フロリダ州フォートローダーデールで開催されている『 http://www.arvo.org/ 視覚と眼科学研究協会会議』(ARVO)の今年の年次総会では、これまでに6人の患者への人工網膜の移植が成功しており、患者は光や物の動きを認識できるようになったとの発表が行なわれた。

 南カリフォルニア大学と同大学の http://www.usc.edu/hsc/doheny/ ドヘニー眼研究所の研究チームが開発したこの人工網膜は、移植用の小さな「電子の目」と、サングラスに組み込まれたビデオカメラで構成される。

 電極を4×4の格子状に並べたこの電子の目は、患者の網膜上の損傷した光受容体──桿体(かんたい)と錘体(すいたい)──に接続されている。電極に刺激された光受容体は、視神経経由で脳に信号を送る。

 サングラスに組み込まれたビデオカメラからの信号は、かなり回り道をしながら電極に届く。カメラはとらえた視野を電子的な刺激に変換し、刺激は耳の後ろに埋め込まれたマイクロチップに無線で送られる。マイクロチップは皮膚の下を有線で人工網膜につながっている。

 ギリシャ神話に登場する100個の目を持つ神であるアルゴスにちなんで『アーガス』(Argus)と名付けられたこのシステムは、桿体と錘体が変性──多くの場合は病気による──した患者のみに適用される。視神経損傷といった種類の失明患者を救うことはできない。

 「こうした患者が失明しているのは、光検出器がないためだ」と、南カリフォルニア大学教授(眼科・生物医学工学)で、この研究を率いるのマーク・フマユーン博士は説明する。「移植によって残った細胞を活性化させる。目の見えない人と身体に装着可能なカメラを効果的に結びつけているのだ」

 フマユーン博士によると、完全に失明していた被験者の6人全員が、今では光や物の動きを感じることができるという。

 フマユーン博士によると、アーガスは http://www.2-sight.com/ 米セカンド・サイト・メディカル・プロダクツ社によって商業生産されることになるという。すべて順調に進めば、この機器は2008年前半までに3万~5万ドルの価格で発売されるとフマユーン博士は考えている。

 『 http://www.blindness.org/ 視覚障害と戦う財団』によると、アーガスで治療できる可能性のある http://www.blindness.org/content.asp?id=45 網膜色素変性症の患者は米国内で20万人に上るという。

 カリフォルニア州コロナ在住のテリー・バイランド氏(56歳)は、6人の被験者のうちの1人。網膜色素変性症のために失明して11年以上になるバイランド氏は、1年近くアーガスを装着している。

 毎週行なわれるテストで、バイランド氏は上下左右に移動する光の筋を見る。

 「3~4ヵ月前にこのテストを始めたころは、何も分からなかった」とバイランド氏は振り返る。「明確に見えるまでは脳は反応しなかった。テストを繰り返すうちに、単なる当て推量ではなくきちんと理解できるようになっていった」

 最近のテストでは、60本の光の筋のうち58本の動きを正しく識別できたという。

 「すごいことだ」とバイランド氏。「これだけ短い期間で、何も見えない状態から何かが見える状態になったのだから、誇らしいことだ」

 フマユーン博士は、今年後半までにアーガスの60個の電極を持つモデルの試験を始めたいとしている。

 また博士によると、『アーガス60』のマイクロチップの大きさは従来モデルの4分の1になり、大幅に改良が加えられるはずだという。

 「脳には何億という光検出器があり、そのうちのほんの16個を使うことが、この人工視覚入力装置によって脳が理解する上で重要な意味を持っている」とフマユーン博士は話す。「ピクセルを増やせば解像度は高くなる。われわれのモデルにより、患者が文字や顔を認識できる可能性がある」

[日本語版:高橋達男/多々良和臣]日本語版関連記事

・ http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050228301.html 身体と融合する「バイオハイブリッド」義肢

・ http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050118301.html 進化する「脳-コンピューター直結インターフェース」

・ http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20041026301.html 記憶障害を救う、シリコンチップの人工海馬

・ http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20040927306.html ES細胞から網膜細胞形成に成功

・ http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20030722301.html 視力回復に向けて開発が進む「バイオニック・アイ」

・ http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20030512301.html 網膜への電極埋め込みで視力回復に成功


WIRED NEWSのメール購読申込みは http://hotwired.goo.ne.jp/reception/index.html こちらへ



(WIRED) - 5月10日17時20分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050510-00000001-wir-sci

アルツハイマー病の発症 原因物質の1つを確認 佐賀女短大の長谷川教授ら

 【佐賀】 佐賀女子短期大学(佐賀市本庄町)の長谷川亨教授(公衆衛生)らの研究グループは十六日、アルツハイマー病発症の原因物質の一つとしてアミノ酸の一種のホモシステインの酸化物「ホモシステイン酸」が関与していることを世界で初めて確認したと発表した。長谷川教授は「この研究で、アルツハイマー病の効果的な治療法の開発が期待できる」としている。

 神経細胞が死に脳が委縮するアルツハイマー病は、タンパクの一種のアミロイドが蓄積して起こるとされており、患者は「ベータアミロイド42」と呼ばれるアミロイドの値が高いことが判明している。しかし、アミロイドの蓄積のメカニズムははっきりと分かっていなかった。

 別の危険因子としてホモシステインというアミノ酸が知られており、長谷川教授が佐賀の嬉野茶とアルツハイマー病との関連を調べた結果、お茶をよく飲む人はホモシステインの濃度が低く、脳の機能も高いことが分かった。

 長谷川教授はホモシステインが老化のストレスを受けて生成される「ホモシステイン酸」に着目。研究の結果、この酸は毒性が強く、アミロイドを神経細胞内に取り込んで細胞死を招き、記憶の混乱を引き起こすことが明らかになった。

 ホモシステイン酸の毒性を弱める薬品はドイツの製薬会社がすでに開発。米国などで治療効果が注目されており、長谷川教授らの研究はこれを証明した。福岡大の山田達夫教授(神経内科)は「治療薬の選択性を広げる一助になる」と話している。
(西日本新聞) - 5月17日2時12分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000005-nnp-l41

<むち打ち症>実は「脳脊髄液減少症」と、全国で訴訟相次ぐ

 交通事故でむち打ち症と診断された被害者が、「脳脊髄(せきずい)液減少症」と主張し、加害者や保険会社と争う民事訴訟が、東京、千葉など全国で相次いでいる。患者団体は訴訟件数を50件以上と推定。被害者側弁護士によると、被害者側の勝訴判決はまだないが、賠償額や加害者の刑事罰にも影響するため、各地の訴訟に注目が集まっている。【渡辺暖】
 むち打ち症は、痛みの原因が明らかでないのが特徴で、被害者が治療の継続や後遺症に対する補償を求めても認められにくい。自賠責の後遺障害等級では「後遺障害なし」か、一番下の14級(局部に神経症状を残す)程度で、詐病を疑われることさえある。
 ところが、00年になって一部の医師が「むち打ち症の原因は、髄液が漏れている脳脊髄液減少症だ」と主張し始めた。NPO法人「鞭(むち)打ち症患者支援協会」(事務局・和歌山市)などによると、こうした患者に「ブラッドパッチ療法」を施すと、7割以上で症状が好転したという。脳脊髄液減少症を念頭に診察する病院は全国に30カ所以上あり、既に2000人以上がこの治療を受けている。しかし、同症は学説の主流になっていないため、被害者と加害者側の間で、賠償をめぐる対立の原因になっている。
 厚生労働省は「ブラッドパッチ療法の有効性、安全性は未確認」との見解で、健康保険適用を認めていない。
 ◇ことば「脳脊髄液減少症」 脳と脊髄の周囲を循環している脳脊髄液が漏れると脳の位置が下がり、頭痛やめまい、吐き気などの症状を起こす。髄液を採取した際などに発症する「低髄液圧症候群」が知られていたが、むち打ちや転倒時の衝撃などでも、髄液が漏出することがあると主張されるようになった。患者本人の血液を注射し、血液凝固で髄液が漏れた場所をふさぐ「ブラッドパッチ療法」が有効とされる。
 ◇「怠け病」とみなされ…被害者は苦悩
 「保険会社はどうして分かってくれないのか」「怠け病なんかじゃない」。憤りを隠さない患者たち。患者団体は保険適用を求め、厚労省に10万人分の署名を提出、各地の都道府県議会での意見書採択を求める運動にも取り組んでいる。
 長野県の美容師の女性(46)は02年6月、車を運転中、中央線を越えてきた対向車に衝突され、収容先の病院で「全身打撲と首のねん挫」と診断された。「頭頂部を針で刺されるような」鋭い痛みが続いた。転げ回るほどだったが、整形外科医は「手の施しようがない」と話すだけだった。
 やがて、同じ病院の神経内科医が、脳脊髄液減少症の勉強を始めていたことが分かった。事故から4カ月。数回のブラッドパッチで症状が好転、今では6割程度回復したという。
 ところが、加害者側の保険会社は「治療の妥当性に疑問がある」と、治療費支払いに応じない意向を伝えてきた。夫(43)は「保険会社の人は同じ目に遭わないと分かってくれないのか」と憤り、提訴を検討している。
 また、三重県伊勢市の元会社員の男性(44)は01年11月、乗用車を運転中、運送会社のトラックに追突された。頭痛や耳鳴り、左半身のしびれで四つの病院を受診したが治らなかった。販売の仕事で立ち続けると首から背中に激痛が走ったが、医師からは「痛みと付き合うしかない」とさじを投げられた。
 03年、インターネットで脳脊髄液減少症を知った。会社を退職して神奈川県内の病院を受診、1回目のブラッドパッチで耳鳴りもしびれもなくなった。3回目で「完治した」と実感したが、運送会社は「事故と髄液の漏れに因果関係はなく、ブラッドパッチの費用を払う義務はない」と主張し、訴訟になった。
 男性は「外見から分からないために仮病と見られる。真実をどう伝えたらいいのか」と嘆く。
 交通事故で髄液が漏れたのであれば「加害者の刑事処分にも大きな影響を与える問題」と話す法務・検察幹部もいる。
 ◇治療システム化を
 「鞭打ち症患者支援協会」の中井宏代表理事の話 多くの患者の発症経緯から、交通事故で脳脊髄液減少症が起こる可能性があるのは明らか。被害者、加害者双方のために、医学界、国会議員、厚労省、損保業界、法律家らが力を合わせて早期発見、早期治療のシステムを考えてほしい。
(毎日新聞) - 5月17日3時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000003-mai-soci

福大で初の生体肝移植

 福岡大学病院(白日高歩院長)は十六日、同病院として初の生体肝移植手術に成功したことを明らかにした。生体肝移植は一九八九年以降、全国で約三千例行われているが、九州での実施は九州大、長崎大、熊本大、鹿児島大に次いで五施設目という。

 執刀した山下裕一手術部長ら第二外科チームと第三内科によると、患者はC型肝炎から重度の肝硬変に進行した五十代男性で、三十代の息子の肝臓の約三割を移植した。手術は東京大チームの応援を得て、十四日から十五日にかけて約十九時間かかった。患者、臓器提供者とも経過は順調という。
(西日本新聞) - 5月17日2時12分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000023-nnp-kyu

O157に感染か、4歳女児が死亡…宮崎

 宮崎市保健所は17日、市内の保育所の女児(4)が溶血性尿毒症症候群を併発して16日に死亡したと発表した。

 菌と毒素は検出されていないが、同症候群の原因の7割を占める病原性大腸菌O(オー)157に感染した可能性が高いとみて、調べている。

 保健所によると、女児は今月8日から軟便を繰り返し、11日に下痢と血便の症状が出たため、小児科医院などで受診し、抗生物質を投与された。16日に別の病院で死亡した。抗生物質を投与されたため、菌が検出されなかったとみられる。

 女児が通う保育所では、園児58人のうち、6人が下痢や腹痛などを訴えていた。同保健所は、集団感染の可能性を調べるため、両親と保育所職員、園児を検査している。
(読売新聞) - 5月17日20時44分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000511-yom-soci

O157に感染か、4歳女児が死亡…宮崎

 宮崎市保健所は17日、市内の保育所の女児(4)が溶血性尿毒症症候群を併発して16日に死亡したと発表した。

 菌と毒素は検出されていないが、同症候群の原因の7割を占める病原性大腸菌O(オー)157に感染した可能性が高いとみて、調べている。

 保健所によると、女児は今月8日から軟便を繰り返し、11日に下痢と血便の症状が出たため、小児科医院などで受診し、抗生物質を投与された。16日に別の病院で死亡した。抗生物質を投与されたため、菌が検出されなかったとみられる。

 女児が通う保育所では、園児58人のうち、6人が下痢や腹痛などを訴えていた。同保健所は、集団感染の可能性を調べるため、両親と保育所職員、園児を検査している。
(読売新聞) - 5月17日20時44分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000511-yom-soci

劇症肝炎で年間8人死亡 薬や健康食品摂取後に

 医薬品や健康食品を服用、摂取後に劇症肝炎を発症した患者が、2003年には少なくとも11人おり、うち8人が死亡したことが、厚生労働省研究班の17日までの全国調査で分かった。
 最近は生活習慣病や精神疾患などの基礎疾患のある高齢者が劇症肝炎になるケースが増えており、研究班の藤原研司横浜労災病院長は「医薬品の常用や免疫機能の観点から、劇症肝炎の発症機序の研究を進める必要がある」と話している。
 研究班は日本消化器病学会と日本肝臓学会の評議員がいる全国の621病院を対象に調査。劇症肝炎や、劇症肝炎に分類される遅発性肝不全の診断基準を満たす報告が94例あった。
(共同通信) - 5月17日7時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000009-kyodo-soci

2004-12-08

混合診療、未承認抗がん剤も対象…厚労省が対案

 厚生労働省は8日、海外で承認されながら国内では未承認の抗がん剤などについて、医師ら専門家が治験で安全性を認めた場合に限り、保険診療と保険外診療の併用を認める混合診療の対象とする方針を決めた。

 各種検査についても、保険が適用される規定回数を超えても、適用回数分は保険対象と認めることも検討する。混合診療の全面的な解禁を求めている政府の規制改革・民間開放推進会議への対案となるもので、尾辻厚生労働相が同日の経済財政諮問会議で提示する。

 現行制度では、治療の際に一部でも保険外診療が含まれると、保険診療分も含めて全額自己負担になる。保険診療の対象となる検査は目的や回数が病気ごとに厳しく決められており、この範囲を超えると、すべてが自己負担となる。

 ただ、安全性、有効性が認められている高度先進医療などに限っては「特定療養費制度」として、保険診療と保険外診療を併用する混合診療が例外的に認められている。厚労省は、患者から使用の要望が強い国内未承認の抗がん剤について、治験のスピードを速める仕組みをつくるとともに、安全性の確認を前提として未承認抗がん剤の使用を同制度の対象に含めることにした。
(読売新聞) - 12月8日13時30分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041208-00000003-yom-pol

2004-12-07

副甲状腺、元は「えら」 ゲノム解析で判明

 魚類のえらは進化の過程で失われ、陸上の脊椎(せきつい)動物にはないと考えられてきたが、人の血中のカルシウム濃度を一定に保つ働きをする副甲状腺が、実はえらの成り代わりだった-。こんな研究結果を国立遺伝学研究所の岡部正隆助手(英ロンドン大客員講師)らがまとめ7日、米科学アカデミー紀要に発表した。
 ゲノム(全遺伝情報)解析を応用した成果で、脊椎動物が海から陸へ上がった進化の過程を解明する新たな手掛かりになりそうだ。
(共同通信) - 12月7日8時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041207-00000014-kyodo-soci

がん細胞死なす仕組み解明 人工脂質膜で熊本・崇城大

崇城大工学部(熊本市)の上岡龍一教授(応用生命科学)らの研究グループは6日までに、リポソームという人工脂質膜が、がん細胞を自発的な死(アポトーシス)に導く仕組みを解明した。
 リポソームは正常細胞には作用しないため、副作用のない治療薬の開発につながりそうだ。
 上岡教授らは1995年、自ら開発したリポソームにがん細胞をアポトーシスさせる効果があると発表した。今回は、リポソームの刺激を受け取るがん細胞の細胞膜上のタンパク質を特定。リポソームが細胞膜に蓄積すると、このタンパク質が細胞内の酵素に向けてアポトーシスに導く信号を発信、最終的にがん細胞のDNAが分解され、細胞はバラバラになるという仕組みを発見した。
 上岡教授は「99年から実施しているリポソームの臨床試験では、数種類のがんについて延命効果があった。がん患者のためにも早く実用化したい」と話している。
(共同通信) - 12月7日0時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041207-00000000-kyodo-soci

<毛根>マウス実験で増加 新育毛剤に期待 ライオン発表

生まれつき数が決まっていて年齢とともに減っていくとされる毛根を、マウスを使った実験で増やすことに成功した、と日用品メーカー「ライオン」が6日、発表した。毛根が増えることを確認した実験は世界初で、新たな育毛剤開発につながると期待される。
 8日から神戸市で開かれる日本分子生物学会で発表する。
 男性ホルモンによる脱毛(男性型脱毛症)に悩む人は国内に数百万人と言われる。同社は昨年、男性型脱毛症の人は、毛乳頭細胞内の「エフリン」「BMP」という2種類のたんぱく質の働きが著しく低下していることを突き止めた。
 今回、マウス3匹に出生直後から3日間、エフリンを皮下注射したところ、投与しないマウスに比べ、毛根の数が生後6日目で平均1.4倍、毛根の形成が終わる同12日目で平均1.3倍多かった。また、エフリンを投与したマウスの毛根は、より深い部位にできており、大きかった。
 同社生物科学センターの大寺基靖所長は「エフリンを投与したマウスはより太く、しっかりした毛が生える。今後、もっと成長したマウスでも毛根が増えることが確認できれば、より強力な育毛剤が開発できる」と話している。【西川拓】
(毎日新聞) - 12月6日20時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041206-00000087-mai-soci

2004-12-03

HIV2型、2例目確認 大阪府立公衆衛生研

国内に住むアフリカ出身の男性が、エイズウイルス(HIV)のうち、通常の1型と呼ばれる型とは別の2型に感染していたことを、大阪府立公衆衛生研究所が3日までに確認した。
 厚生労働省などによると、国内での2型の感染者は2002年に初めて確認されたのに次ぎ2例目。この時も外国籍の人で、日本人の感染は確認されていないという。
 同研究所によると、男性は11月に大阪府内の医療機関で診断を受け、HIV感染の疑いがあると分かった。同研究所で抗体検査をした結果、2型の陽性反応が出たという。
 1型は世界で感染が広がり主流となっているのに対し、2型はアフリカなどで流行、1型より潜伏期間が長く、感染力は弱いという。
(共同通信) - 12月3日12時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041203-00000102-kyodo-soci