医療関係ニュース

目に付いた記事を適当にコピペしてます

2005-05-18

人への感染力が増大か ベトナム鳥インフルエンザ

 ベトナム北部で従来より人に感染しやすいH5N1型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが出現している可能性が高いと、6、7日にフィリピンで開かれた世界保健機関(WHO)の専門家会合で報告されていたことが、18日分かった。
 直ちに新型インフルエンザの世界的流行につながるわけではない。しかし、現在の監視体制では症状の軽い患者の見落としが増え、感染拡大を食い止められない恐れがあるとも指摘され、WHOは対応を検討している。
 関係者によると、3月以降にベトナム北部で見つかったウイルスは致死率が15%程度で、これまでに検出されたウイルスの75%に比べて低い。
 だが、流行地域では、これまであまり見られなかった集団感染事例が相次いで発生。感染した鶏との接触がなくても発症するなど、人から人への感染を疑わせる報告もあり、ウイルスが人に感染しやすくなっている恐れが強まったという。
(共同通信) - 5月18日9時31分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050518-00000020-kyodo-soci

2005-05-17

<抗がん剤>「イレッサ」に効果なし 米医師ら学会発表

 肺がんの抗がん剤「イレッサ」を、放射線と抗がん剤での治療を終えた患者に使っても、延命効果がなかったとの臨床試験結果を、米国の医師グループが、15日に米国がん治療学会で発表した。厚生労働省はこれを受け、イレッサの使用ガイドライン改定の必要の有無について、日本肺癌(がん)学会に検討を依頼した。
(毎日新聞) - 5月16日20時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050516-00000087-mai-soci

失明患者を救う人工網膜、数年以内に商用化の可能性も

 科学者たちのおかげで、目の見えない人が1度に1ピクセルではあるが再び視力を取り戻している。仮にすべてがうまく行けば、3年以内に人工網膜が商用化される可能性もある。

 フロリダ州フォートローダーデールで開催されている『 http://www.arvo.org/ 視覚と眼科学研究協会会議』(ARVO)の今年の年次総会では、これまでに6人の患者への人工網膜の移植が成功しており、患者は光や物の動きを認識できるようになったとの発表が行なわれた。

 南カリフォルニア大学と同大学の http://www.usc.edu/hsc/doheny/ ドヘニー眼研究所の研究チームが開発したこの人工網膜は、移植用の小さな「電子の目」と、サングラスに組み込まれたビデオカメラで構成される。

 電極を4×4の格子状に並べたこの電子の目は、患者の網膜上の損傷した光受容体──桿体(かんたい)と錘体(すいたい)──に接続されている。電極に刺激された光受容体は、視神経経由で脳に信号を送る。

 サングラスに組み込まれたビデオカメラからの信号は、かなり回り道をしながら電極に届く。カメラはとらえた視野を電子的な刺激に変換し、刺激は耳の後ろに埋め込まれたマイクロチップに無線で送られる。マイクロチップは皮膚の下を有線で人工網膜につながっている。

 ギリシャ神話に登場する100個の目を持つ神であるアルゴスにちなんで『アーガス』(Argus)と名付けられたこのシステムは、桿体と錘体が変性──多くの場合は病気による──した患者のみに適用される。視神経損傷といった種類の失明患者を救うことはできない。

 「こうした患者が失明しているのは、光検出器がないためだ」と、南カリフォルニア大学教授(眼科・生物医学工学)で、この研究を率いるのマーク・フマユーン博士は説明する。「移植によって残った細胞を活性化させる。目の見えない人と身体に装着可能なカメラを効果的に結びつけているのだ」

 フマユーン博士によると、完全に失明していた被験者の6人全員が、今では光や物の動きを感じることができるという。

 フマユーン博士によると、アーガスは http://www.2-sight.com/ 米セカンド・サイト・メディカル・プロダクツ社によって商業生産されることになるという。すべて順調に進めば、この機器は2008年前半までに3万~5万ドルの価格で発売されるとフマユーン博士は考えている。

 『 http://www.blindness.org/ 視覚障害と戦う財団』によると、アーガスで治療できる可能性のある http://www.blindness.org/content.asp?id=45 網膜色素変性症の患者は米国内で20万人に上るという。

 カリフォルニア州コロナ在住のテリー・バイランド氏(56歳)は、6人の被験者のうちの1人。網膜色素変性症のために失明して11年以上になるバイランド氏は、1年近くアーガスを装着している。

 毎週行なわれるテストで、バイランド氏は上下左右に移動する光の筋を見る。

 「3~4ヵ月前にこのテストを始めたころは、何も分からなかった」とバイランド氏は振り返る。「明確に見えるまでは脳は反応しなかった。テストを繰り返すうちに、単なる当て推量ではなくきちんと理解できるようになっていった」

 最近のテストでは、60本の光の筋のうち58本の動きを正しく識別できたという。

 「すごいことだ」とバイランド氏。「これだけ短い期間で、何も見えない状態から何かが見える状態になったのだから、誇らしいことだ」

 フマユーン博士は、今年後半までにアーガスの60個の電極を持つモデルの試験を始めたいとしている。

 また博士によると、『アーガス60』のマイクロチップの大きさは従来モデルの4分の1になり、大幅に改良が加えられるはずだという。

 「脳には何億という光検出器があり、そのうちのほんの16個を使うことが、この人工視覚入力装置によって脳が理解する上で重要な意味を持っている」とフマユーン博士は話す。「ピクセルを増やせば解像度は高くなる。われわれのモデルにより、患者が文字や顔を認識できる可能性がある」

[日本語版:高橋達男/多々良和臣]日本語版関連記事

・ http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050228301.html 身体と融合する「バイオハイブリッド」義肢

・ http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050118301.html 進化する「脳-コンピューター直結インターフェース」

・ http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20041026301.html 記憶障害を救う、シリコンチップの人工海馬

・ http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20040927306.html ES細胞から網膜細胞形成に成功

・ http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20030722301.html 視力回復に向けて開発が進む「バイオニック・アイ」

・ http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20030512301.html 網膜への電極埋め込みで視力回復に成功


WIRED NEWSのメール購読申込みは http://hotwired.goo.ne.jp/reception/index.html こちらへ



(WIRED) - 5月10日17時20分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050510-00000001-wir-sci

アルツハイマー病の発症 原因物質の1つを確認 佐賀女短大の長谷川教授ら

 【佐賀】 佐賀女子短期大学(佐賀市本庄町)の長谷川亨教授(公衆衛生)らの研究グループは十六日、アルツハイマー病発症の原因物質の一つとしてアミノ酸の一種のホモシステインの酸化物「ホモシステイン酸」が関与していることを世界で初めて確認したと発表した。長谷川教授は「この研究で、アルツハイマー病の効果的な治療法の開発が期待できる」としている。

 神経細胞が死に脳が委縮するアルツハイマー病は、タンパクの一種のアミロイドが蓄積して起こるとされており、患者は「ベータアミロイド42」と呼ばれるアミロイドの値が高いことが判明している。しかし、アミロイドの蓄積のメカニズムははっきりと分かっていなかった。

 別の危険因子としてホモシステインというアミノ酸が知られており、長谷川教授が佐賀の嬉野茶とアルツハイマー病との関連を調べた結果、お茶をよく飲む人はホモシステインの濃度が低く、脳の機能も高いことが分かった。

 長谷川教授はホモシステインが老化のストレスを受けて生成される「ホモシステイン酸」に着目。研究の結果、この酸は毒性が強く、アミロイドを神経細胞内に取り込んで細胞死を招き、記憶の混乱を引き起こすことが明らかになった。

 ホモシステイン酸の毒性を弱める薬品はドイツの製薬会社がすでに開発。米国などで治療効果が注目されており、長谷川教授らの研究はこれを証明した。福岡大の山田達夫教授(神経内科)は「治療薬の選択性を広げる一助になる」と話している。
(西日本新聞) - 5月17日2時12分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000005-nnp-l41

<むち打ち症>実は「脳脊髄液減少症」と、全国で訴訟相次ぐ

 交通事故でむち打ち症と診断された被害者が、「脳脊髄(せきずい)液減少症」と主張し、加害者や保険会社と争う民事訴訟が、東京、千葉など全国で相次いでいる。患者団体は訴訟件数を50件以上と推定。被害者側弁護士によると、被害者側の勝訴判決はまだないが、賠償額や加害者の刑事罰にも影響するため、各地の訴訟に注目が集まっている。【渡辺暖】
 むち打ち症は、痛みの原因が明らかでないのが特徴で、被害者が治療の継続や後遺症に対する補償を求めても認められにくい。自賠責の後遺障害等級では「後遺障害なし」か、一番下の14級(局部に神経症状を残す)程度で、詐病を疑われることさえある。
 ところが、00年になって一部の医師が「むち打ち症の原因は、髄液が漏れている脳脊髄液減少症だ」と主張し始めた。NPO法人「鞭(むち)打ち症患者支援協会」(事務局・和歌山市)などによると、こうした患者に「ブラッドパッチ療法」を施すと、7割以上で症状が好転したという。脳脊髄液減少症を念頭に診察する病院は全国に30カ所以上あり、既に2000人以上がこの治療を受けている。しかし、同症は学説の主流になっていないため、被害者と加害者側の間で、賠償をめぐる対立の原因になっている。
 厚生労働省は「ブラッドパッチ療法の有効性、安全性は未確認」との見解で、健康保険適用を認めていない。
 ◇ことば「脳脊髄液減少症」 脳と脊髄の周囲を循環している脳脊髄液が漏れると脳の位置が下がり、頭痛やめまい、吐き気などの症状を起こす。髄液を採取した際などに発症する「低髄液圧症候群」が知られていたが、むち打ちや転倒時の衝撃などでも、髄液が漏出することがあると主張されるようになった。患者本人の血液を注射し、血液凝固で髄液が漏れた場所をふさぐ「ブラッドパッチ療法」が有効とされる。
 ◇「怠け病」とみなされ…被害者は苦悩
 「保険会社はどうして分かってくれないのか」「怠け病なんかじゃない」。憤りを隠さない患者たち。患者団体は保険適用を求め、厚労省に10万人分の署名を提出、各地の都道府県議会での意見書採択を求める運動にも取り組んでいる。
 長野県の美容師の女性(46)は02年6月、車を運転中、中央線を越えてきた対向車に衝突され、収容先の病院で「全身打撲と首のねん挫」と診断された。「頭頂部を針で刺されるような」鋭い痛みが続いた。転げ回るほどだったが、整形外科医は「手の施しようがない」と話すだけだった。
 やがて、同じ病院の神経内科医が、脳脊髄液減少症の勉強を始めていたことが分かった。事故から4カ月。数回のブラッドパッチで症状が好転、今では6割程度回復したという。
 ところが、加害者側の保険会社は「治療の妥当性に疑問がある」と、治療費支払いに応じない意向を伝えてきた。夫(43)は「保険会社の人は同じ目に遭わないと分かってくれないのか」と憤り、提訴を検討している。
 また、三重県伊勢市の元会社員の男性(44)は01年11月、乗用車を運転中、運送会社のトラックに追突された。頭痛や耳鳴り、左半身のしびれで四つの病院を受診したが治らなかった。販売の仕事で立ち続けると首から背中に激痛が走ったが、医師からは「痛みと付き合うしかない」とさじを投げられた。
 03年、インターネットで脳脊髄液減少症を知った。会社を退職して神奈川県内の病院を受診、1回目のブラッドパッチで耳鳴りもしびれもなくなった。3回目で「完治した」と実感したが、運送会社は「事故と髄液の漏れに因果関係はなく、ブラッドパッチの費用を払う義務はない」と主張し、訴訟になった。
 男性は「外見から分からないために仮病と見られる。真実をどう伝えたらいいのか」と嘆く。
 交通事故で髄液が漏れたのであれば「加害者の刑事処分にも大きな影響を与える問題」と話す法務・検察幹部もいる。
 ◇治療システム化を
 「鞭打ち症患者支援協会」の中井宏代表理事の話 多くの患者の発症経緯から、交通事故で脳脊髄液減少症が起こる可能性があるのは明らか。被害者、加害者双方のために、医学界、国会議員、厚労省、損保業界、法律家らが力を合わせて早期発見、早期治療のシステムを考えてほしい。
(毎日新聞) - 5月17日3時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000003-mai-soci

福大で初の生体肝移植

 福岡大学病院(白日高歩院長)は十六日、同病院として初の生体肝移植手術に成功したことを明らかにした。生体肝移植は一九八九年以降、全国で約三千例行われているが、九州での実施は九州大、長崎大、熊本大、鹿児島大に次いで五施設目という。

 執刀した山下裕一手術部長ら第二外科チームと第三内科によると、患者はC型肝炎から重度の肝硬変に進行した五十代男性で、三十代の息子の肝臓の約三割を移植した。手術は東京大チームの応援を得て、十四日から十五日にかけて約十九時間かかった。患者、臓器提供者とも経過は順調という。
(西日本新聞) - 5月17日2時12分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000023-nnp-kyu

O157に感染か、4歳女児が死亡…宮崎

 宮崎市保健所は17日、市内の保育所の女児(4)が溶血性尿毒症症候群を併発して16日に死亡したと発表した。

 菌と毒素は検出されていないが、同症候群の原因の7割を占める病原性大腸菌O(オー)157に感染した可能性が高いとみて、調べている。

 保健所によると、女児は今月8日から軟便を繰り返し、11日に下痢と血便の症状が出たため、小児科医院などで受診し、抗生物質を投与された。16日に別の病院で死亡した。抗生物質を投与されたため、菌が検出されなかったとみられる。

 女児が通う保育所では、園児58人のうち、6人が下痢や腹痛などを訴えていた。同保健所は、集団感染の可能性を調べるため、両親と保育所職員、園児を検査している。
(読売新聞) - 5月17日20時44分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000511-yom-soci

O157に感染か、4歳女児が死亡…宮崎

 宮崎市保健所は17日、市内の保育所の女児(4)が溶血性尿毒症症候群を併発して16日に死亡したと発表した。

 菌と毒素は検出されていないが、同症候群の原因の7割を占める病原性大腸菌O(オー)157に感染した可能性が高いとみて、調べている。

 保健所によると、女児は今月8日から軟便を繰り返し、11日に下痢と血便の症状が出たため、小児科医院などで受診し、抗生物質を投与された。16日に別の病院で死亡した。抗生物質を投与されたため、菌が検出されなかったとみられる。

 女児が通う保育所では、園児58人のうち、6人が下痢や腹痛などを訴えていた。同保健所は、集団感染の可能性を調べるため、両親と保育所職員、園児を検査している。
(読売新聞) - 5月17日20時44分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000511-yom-soci

劇症肝炎で年間8人死亡 薬や健康食品摂取後に

 医薬品や健康食品を服用、摂取後に劇症肝炎を発症した患者が、2003年には少なくとも11人おり、うち8人が死亡したことが、厚生労働省研究班の17日までの全国調査で分かった。
 最近は生活習慣病や精神疾患などの基礎疾患のある高齢者が劇症肝炎になるケースが増えており、研究班の藤原研司横浜労災病院長は「医薬品の常用や免疫機能の観点から、劇症肝炎の発症機序の研究を進める必要がある」と話している。
 研究班は日本消化器病学会と日本肝臓学会の評議員がいる全国の621病院を対象に調査。劇症肝炎や、劇症肝炎に分類される遅発性肝不全の診断基準を満たす報告が94例あった。
(共同通信) - 5月17日7時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000009-kyodo-soci