食欲物質がインスリン抑制 自治医大グループが発見
食欲を促進するホルモン「グレリン」に、インスリンの分泌を抑えて血糖値を調節する働きがあるとする研究結果を、自治医大の矢田俊彦教授、出崎克也助手(生理学)らがまとめ、23日付の米糖尿病学会誌に発表した。
グレリンの機能低下が、肥満に関連した2型糖尿病の“予備軍”である高インスリン血症の原因になっている可能性があり、矢田教授は「予防と治療に応用が期待される」としている。
矢田教授らが絶食させたマウスにグレリンを投与すると、インスリン濃度が低下し血糖値は上昇。グレリンを抑制する薬を投与した場合は、インスリン濃度の上昇と血糖値低下がみられ、グレリンのインスリン分泌調節機能が判明した。さらに、膵臓(すいぞう)の細胞にグレリンがあり、インスリン分泌を直接抑制していることも確認した。
(共同通信) - 11月24日0時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041124-00000000-kyodo-soci
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