<卵巣がん>初の治療ガイドライン 婦人科腫瘍学会
日本婦人科腫瘍(しゅよう)学会(植木実理事長)は24日、卵巣がんに対する初の治療ガイドラインをまとめた。手術による卵巣の全摘出と抗がん剤の併用を基本としたが、10~20代に多い卵巣がんの一種「胚(はい)細胞腫瘍」については、片側の卵巣を温存することを推薦した。病巣の拡大を見落とす恐れがあることなどから、内視鏡手術については実施しないことを求めた。
日本人で新たに卵巣がんになる患者は、年間約6000人とされる。有効な検診方法がなく、早期発見が難しい。
卵巣がんの9割以上を占める上皮性卵巣腫瘍については、二つある卵巣や子宮などを摘出し、抗がん剤を使用することを基本とした。抗がん剤は、プラチナ製剤のカルボプラチンとタキサン製剤のパクリタキセルの併用を「強く推薦」した。
胚細胞腫瘍では、患者や家族へのインフォームド・コンセント(十分な説明に基づく同意)を経て、片側の卵巣などを温存する手術を「推薦」した。抗がん剤の使い方も上皮性卵巣腫瘍とは異なる。【山本建】
(毎日新聞) - 11月24日20時48分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041124-00000093-mai-soci
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